工房アヤ ・高品質・ローコスト・アメリカの輸入住宅. 千葉

虹の家 性能

 

 地中熱利用基礎
 地中の温度を利用した快適・省エネな家

項目

1. 地熱利用の種類(図1)

2. 地中熱はどこから来るの?

3. 地中の温度は何度?

4. 床下のある一般的な基礎のデメリット

5. 工房アヤの地熱利用基礎

6. 地熱利用基礎のメリットと特色

 

外観図2
    Smile house

地熱の利用は、工房アヤで採用してから11年目になりましたが、一般的にはまだ知られていない基礎の形式です。清らかな自然のめぐみの地中の熱を利用して大変省エネルギー性が高く快適な住まいを作る事に成功しております。

1.地熱利用の種類

図1の中にあるように、地中熱と言っても地熱発電に使われるもの、温泉として利用できるもの等その他色々ありますが、工房アヤの基礎は深さ10m以上にある地中の熱を利用しています。

地中熱利用のイメージ

 

 

2.地中熱はどこからくるの?

地中熱の起源には2つあるといわれています。1つは
地球の深部から伝わってくる地殻エネルギー。もう1つは
地表面から流入する太陽エネルギーで、これが合成された
ものが、地中熱となっています。

これらの2つのエネルギーがありますが、箱根のような
火山地帯の地域と違い千葉県には活火山はありませんので
地殻エネルギーの割合は極めて小さく太陽エネルギーの
割合が大きい事になります。

3.地中の温度は何度?

1)深さ10m位のところの地中の温度は、年平均気温に
ほぼ等しいか若干高いと言われています。

その為地域によって差があり、例えば九州南部や四国で
約20℃北海道で約10℃東京や大阪で約17℃となります。

深くなれば地温は上昇し、一般には100m深くなるに
つれて2℃~4℃程度ずつ高くなります。

左図にてご確認ください。

一般には深度10mよりも深い地点の温度は気温変化に
よらず、ほぼ一定である事がわかっています。

地中熱と深度

2)千葉県の地中の温度は16.7度

千葉県の年平均温度は、2015年気象庁データでは16.7℃です。

深さ10mよりも深い地点の温度は若干高いと言われている
事から、この16.7℃を地中の温度と言う事が出来ます。

室内の快適で健康にも良いとされる温度は環境省の見解
では冬は20℃、夏は28℃とされています。

千葉県の地中の温度は年平均気温であることから
2015年の平均気温の16.7℃(千葉県内でも地形により
変わります)と推定して良いでしょう。

室内温度は住いの床だけの影響で決まるものでは
ありませんので、地熱の温度だけで快適な部屋と
判断はできませんが、真夏・真冬の屋外の温度を
考える時、地熱との温度差は大きな省エネとなり
家計にとっても大きなメリットと言えます。

地熱利用基礎
   地熱利用基礎
   床下空間がない

4.床下のある一般的な基礎のデメリット

通常使われている住宅の基礎のほとんどは給排水やガス等
の配管スペースや床下の換気に配慮して床下があり床下に
は換気の為の小さな開口が作られています。

この35cm程の高さの床下空間には冬は厳しい寒気が
夏は高温の熱気が湿度と共に基礎の通気口から床下に入り
込みます。この熱や湿度が床下から室内に入り込まない
ように床下にも断熱材や防湿シートを入れて熱や湿気を
防ぐ工事を行う必要があります。

ベタ基礎
  布基礎(ベタ基礎)
  床下空間があるので
  外気が屋外から入る   

5.工房アヤの注文住宅は快適で省エネな
地熱利用基礎です

工房アヤの基礎は床下を作らないだけでなく地熱を
利用出来ると共に、床下に設けていた配管を地中に
埋める事無く点検出来るスペース(ピット)を
用意し補修や交換も簡単に行える合理性の高い
基礎として完成させました。

工房アヤの地熱利用基礎は屋外の夏の高温多湿の空気、
冬の低温や雨天時の湿度の影響を受けません。

家が建っている建物の下は外気から遮断される為に建物の
基礎下の土は外気の温湿度の影響を受けません。

建物は地熱を利用して快適な部屋の環境を実現します。

工房アヤの地熱利用基礎概念図

               

 

 

6.地熱利用基礎のメリットと特色

1)白蟻を寄せ付けない

地熱利用基礎の外周部には断熱材(防蟻材入り)を
取り付ける事で基礎の外気に接する部分への外気の温度
湿度の影響を防止します。断熱材は防蟻材入りの為
白蟻の被害は受けません。

断熱材の上には、発泡スチロールが紫外線で劣化する
のを防ぐ為に、化粧モルタルを塗ります。

※断熱=熱を伝え無い事

断熱材

 

2)部屋の中へ地中の湿度が入ってこない

地熱利用基礎は地中の湿気がフローリングの下に
伝わってくる事の無いようにコンクリートと土の間に
湿気を遮るポリエチレンフィルムを隙間なく敷き詰めて
います。

その為床下の湿気でカビが発生したりせずフローリングの
床面は気持ちの良い足ざわりを保ちます。

ポリエチレンフィルム

 

3)耐震性が高くなる

工房アヤの地熱利用基礎は、床下のない鉄筋コンク
リートで出来ています。床下がなく全てコンクリートの
立方体の塊となっているために頑丈です。

基礎は地中に15cm以上埋まっていますので地面と
一体化して安定性があり、等級3の高い耐震性の1つの
要素となっています。

 

4)重く精密なピアノ・機材が置ける

基礎が強固でスラブの面が正確な水平面を持つ施工が
出来ている為に、1階には重い家具その他を床の補強を
せずに置く事が出来ます。

グランドピアノも大丈夫
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