高い耐震性能を持つスマイルハウスは
大地震の後もすぐ住む事の出来る家です
項目
1. 家が壊れて倒れるのは何故
2. 耐震性能について
3. 大地震に負けない工房アヤの家
4. 地震に勝つ耐震等級とは
5. 地震に勝つツーバイフォー工法の家とは
地震大国である日本においては「地震に強い家」を建てる事は、大切な家族を災害から守る上で最も重要な事の1つです。虹の家は、大地震においても大切な家に損害を出さず、軽い補修程度で住み続ける事が出来る家をお作りしています。
熊本地震では、観測史上初となる震度7の地震が2度発生しました。 震源地付近の益城町周囲では、甚大な建物被害が発生したため、今まで安全と思われていた平成12年新耐震基準の耐震等級で建てられた戸建住宅においても、全壊した事例が数多く報告されました。
1.家が壊れて倒れるのは何故・・・
イ)建物の耐震性の不足が原因ですが、1つには耐力壁(地震の力に対して、建物が変形しないように働く壁)の量が不足していた事が原因と言われています。
ロ)耐力壁は、建物全体にバランスよく配置されていなければなりませんが色々な理由からバランスのとれない片寄った配置とした為に、建物に耐震性のバラツキが生じ、大きな倒壊の原因となりました。
一例ですが、図1の1階の前面には、ほとんど壁がありません。このような場合、この壁のない部分で地震力を受け止める事が出来ない為、その代りにその他の部分が大きな地震力を集中して受ける事になります。
全体で受け止めれば耐える事の出来た地震の力であっても、片寄った地震力を受ける事で建物にねじれが発生し、大きな被害を受けてしまいます。
ハ)1階と2階の壁の直下率が不足していた事が倒壊の原因と言われています。直下率には柱の直下率と壁の直下率があります。工房アヤの建物は柱を使わない枠組壁構造のツーバイフォー工法ですから壁の直下率で計算します。直下率が60%以上を超えた建物は熊本地震や阪神淡路大震災の調査結果から大地震の揺れに耐える事が出来ています。
壁の直下率は、2階の耐震壁の下に1階の耐震壁 がどれだけあるかを示す値です。
耐震壁とは、地震の力を受けた時その力に耐える事の出来る壁の事です。壁の中に窓があったり弱い構造の壁は除かれます。
直下率は下記の式により計算する事が出来ます。
直下率は最低でも60%以上必要です。
耐震壁の計算の方法を下記に示しました。
ご自分でも計算し確認する事で、安心する事が出来ます。
60%以下ですので、規準をクリアしていません。
二)1階2階の床の耐力の不足が指摘されています。床の耐力が不足する場合には、地震の力が柱や梁にスムーズに伝達しにくくなり、バランスを欠いた力の伝達により地震の建物を壊す力が増大します。
図4のティッシュボックスをご想像ください。たかが0.3mm程度の同じ厚さの6面体ですが、手で強く押しても、ビクともしません。もし図のように家で例えれば床である部分の紙がなかったり上面の紙が他のティッシュBoxの紙より薄かったらどうでしょうか?箱は全体の強さを失い、片寄った力の働きで変形してしまうでしょう。建物であれば、壊れる事を意味しています。
2.耐震性能について
イ)建物の耐震性能については建築基準法と品確法に定められています
※品確法(正式名:住宅の品質確保の促進に関する法律)
ロ)必要とされる耐震性能
現在住いを建てる時、建てようとする家に行政
から求められている耐震性能は耐震等級1です。
ハ)耐震等級1の耐震性の内容
1.数百年に一度発生する大地震に対して
(震度6~7程度の地震)倒壊・崩壊しない事。
2.数十年に一度は起りうる大きさの地震の対して、損傷は受けても人命が損なわれるような壊れ方をしない。
上記1と2は、共に人命を決して損なってはならないと決められています。
人命優先は正しい事です。
ニ)しかし、家が壊れてしまった時、暮らす場所や仕事の為の家が使えなくなったり、使えても沢山の費用が発生した場合に、私達が受ける打撃はあまりにも過大になるのではないでしょうか?町も含めて、地震が終わった後、家も軽い補修ですむ事が望まれます。
3.大地震に負けない工房アヤの家
イ)地震の多い日本でも不思議に見えるほど何事もなく健全に、壊れず残っている住宅を見かけます。 木造住宅でも大地震に負けない家を建てる事が出来る事がわかります。
ロ)地震が来ても、軽い補修で住む家。
・その1は品確法の等級3の家です。行政の基準である、耐震等級1の1.5倍の耐震性能を持っています。
・その2はツーバイフォー工法の家です。ツーバイフォーで造られた家は、熊本地震他、阪神淡路大震災にいたるまで、97%、98%の家が大地震時において被害なし居住に障害なしの実績を持っている工法です。
工房アヤはこの、その1とその2の両方を行う事と共に必要によって構造計算を行い、地震に絶対負けない家を作る事が出来ます。
4.地震に勝つ耐震等級とは
地震に強い家 その1:品確法
大地震の後も、安心して住み続けられる家の規準の1つです。品確法の耐震等級レベルの確認が出来ます。
新耐震基準2000年6月1日制定
耐震等級1のレベル
品確法の耐震等級1=建築基準法と同等
建築基準法に定められている最低限の耐震性能
※震度6強~7の地震でも即倒壊はしないレベル。ただし、大規模修繕又は建て替えとなる可能性がある。
品確法の耐震等級2=建築基準法の1.25倍
等級1の1.25倍の耐震性能。
※震度6強~7の地震でも、一定の補修程度で
住み続けられるレベル。
★学校や、避難所といった公共建築物に等級2
が多い。
品確法の耐震等級3=建築基準法の1.5倍
等級1の1.5倍の耐震性能
※震度6強~7の地震でも、軽い補修程度で住み続けられるレベル。
★消防署や警察といった被害復興の拠点となる防火施設に等級3が多い。
5.地震に勝つツーバイフォー工法の家とは
地震に強い家 その2:ツーバイフォー工法
ツーバイフォー工法の家は、大地震においても、軽微な損傷は受けたものの、多少の補修をすれば、元通り使用出来る事が熊本地震・東日本大震災・阪神淡路大震災のデータで、実証されています。
地震の時の家具の転倒被害の少なさが
ツーバイフォー住宅の安全の証
地震時には家具の転倒被害が多く見られましたが、食器棚の被害はRC造70%木造軸細工法60%であるのに対して、揺れを柔軟に吸収・拡散する構造のツーバイフォー工法では、わずか10%ですみました。
※日本建築学会の被害調査報告書より
ツーバイフォー住宅10%
RC造 70%
木造軸造 60%
北米で生まれ、全世界に広がるツーバイフォー住宅。1800年代初頭に北米で生まれたツーバイフォー住宅は、より安全で快適な住まいへと、進化しながら普及してきました。現在では、米国・カナダでは木造住宅の90%以上がツーバイフォー工法だと言われます。
ツーバイフォー工法が地震に強い理由
ツーバイフォー住宅は壁や床、屋根が耐力の高い版(「水平の床」及び「垂直の壁」)となっており、構造の基本は、それらで構成される頑丈な箱です。
このような「六面体構造」を構造の基本とするツーバイフォー住宅は、地震の力を一点に集中させずに、家全体にバランスよく分散させることで、建物が変形したり、崩壊するのを防ぐ事が出来ます。
ツーバイフォー工法には、厳しく精密な仕様規定等が設定されているために、設計時においても安全性の高いレベルが守られ、地震に強い要因になっています。
※仕様規定=家の作り方が細かく決められており、各自の任意の判断によって作らず、決められた方法で作る事。
異なる工法の住宅に建物の重さに比例した力を、加えその伝わり方をシュミレーションしてみました。
図13では、加えた力が柱や接合部に集中して、建物は大きく変形しています。
図14では、構造用合板が面となり加えた力が分散・吸収されている事で、建物は変形していません。
ツーバイフォー住宅の強さが示されています。
壁面におけるツーバイフォーと鉄骨造の比較
■ツーバイフォー(図15)
力が一点に加わっても、面全体に分散させることで強さを発揮している。
■一般的な鉄骨造(図16)
加わった力が接合部や一部の部材に集中する。
♤注文住宅スマイルハウス | ||
①スマイルハウスの性能 | ||
・地中熱利用基礎 | ・耐震性能 | ・樹脂枠ペアガラス窓 |
・断熱性能 | ・きれいな空気 | ・低炭素住宅 |
・長期優良住宅 | ・結露対策 | ・遮音性能 |
・構造材(無垢材) | ・防火性能 | ・防蟻性能 |
②スマイルハウスの仕様 | ||
・外壁 | ・屋根材 | ・屋内の壁 |
・窓 | ・床材 | ・遮熱材 |
・棟換気 | ・断熱材(熱を伝えない材料) | ・住宅設備 |
・ツーバイフォー工法 |
①スマイルハウスの性能
②スマイルハウスの仕様