項目
1. あってはならない家庭内事故
2. 快適な住まいは断熱性能が高い
3. 家の屋外に接している部分を外皮と言う
4. 外皮の断熱性能を高くする
5. 断熱性能の高い家は家計と環境にも優しい
6. 断熱性能のレベルと数値を知る
家族みんなが健康で長生き出来る快適な家。
いつも楽しく、くつろいで暮らせる家を建てています。
幼い子供さんも、お年寄りも、若い方にもストレスのない快適な暮らしの出来るお部屋をお作り致します。
1 あってはならない、家庭内事故
この20年間、冬寒い家にお住まいになっている方の家庭内の不慮の事故が増えております。特に高齢者の浴室での事故が多く交通事故の約3倍も発生しています。
人によって違いがあると思いますが、冬の室温は最低20℃以上が目安であり、安全な温度といわれています。
2 快適な家は断熱性能が高い
聴きなれない言葉だと思いますが、断熱(ダンネツ)と言うのは熱を伝えない事です。
冬の寒い日には、温かい服を着る事で寒さを感ずる事がなく元気に過ごす事が出来ます。
この服の役目をするのが建物にとっては断熱材です。
これから建てようとお考えの家も、人と同じように冬の寒さ、夏の暑さを防ぐ為に、断熱材を着る事で冬の厳しい寒さや夏の厳しい暑さを部屋の中まで伝えないようにする事が出来ます。
千葉県で家をお建てしている工房アヤの冬の断熱性能は北海道の等級4の数値とほとんど同程度です。
夏の断熱性能は最も高い南九州の断熱性能の値2.7(ηA値)のレベルと比べ超高いレベルである1.5(ηA値)の性能を実現しています。
※数値は冬も夏も小さい方が優れた性能である事を示します
詳細は下記本文にてご確認ください
3 家の屋外に接している部分を外皮と言う
外皮とは屋外に接している(温度境界)壁・天井・屋根・窓・ドア等を示します。
夏の暑さ冬の寒さを家の中に入れない。冷房や暖房の熱で快適になった冬の暖かさ夏の涼しさを住まいの中から外皮を通って屋外へ逃がさない事が断熱材の役目です。
その為に外皮のそれぞれの部分に断熱材を入れます
4 外皮の断熱性能を高くする
イ)壁の断熱
外皮である屋外に接する壁の断熱をするには、柱と柱の間に出来る隙間に厚さ90mmの断熱材を充填します。
ロ)外皮である天井裏(天井を吹抜けにした時は屋根)の断熱
天井裏には270mmの断熱材を入れて屋根から入ってくる夏の暑さ冬の寒さを防ぎ又室内の冷暖房した快適な温度が屋外へ出て行くのを防ぎます。
ハ)床は断熱材の代わりに地中熱を利用
床下は地熱の16℃~17℃を利用しますので断熱はしませんが、基礎の外皮となる屋外となる外周部には断熱材を施工して地熱が逃げないように、夏・冬の温度が基礎に入ってこないように、防蟻材の入った厚さ60mmの発泡スチロールを基礎と一体化させる事で、しっかりと断熱します。
二)外皮である窓
窓は外皮の中でも最も多くの熱の出入りしている場所です。
冬に窓から流出する熱の割合は52%、夏に窓から流入する熱の割合は74%。この数値を変える窓を利用します。
アルミ枠ペアガラス窓の倍の断熱性を持つ樹脂枠ペアガラス窓を使っています。
ホ)外皮であるドア
工房アヤはドアをアメリカから輸入しています。断熱性能を計る熱貫流率は2.5程度ですが、日本以外のドアについては4.65とするようにとの指導を受けていますので、熱貫流率は4.65(W/㎡・k)のものを使用しています。
※熱貫流率=U値(w/㎡・k)
熱の伝えやすさを表す数値です。数値が小さい程断熱性能が優れています
5 断熱性能の高い家は家計と環境にも優しい
断熱性能が高ければ、冷暖房によって快適になった部屋の熱が住まいの外皮を通って屋外へ移動する事がなくなります。
また夏の屋外の高い温度、冬の屋外の冷たい温度が部屋の中に入り込んでこなくなります。
部屋は、夏は涼しさを保ち冬は暖かさを保つ事が出来ます。作った熱を失わずに活用できる為に大きなエネルギーの損失を防ぐ事が出来ます。
光熱費の削減になり二酸化炭素(CO2)の削減と共に家計の光熱費を減らす事が出来ます。
6 断熱性能のレベルと数値を知る
1)断熱性能は「省エネ法」に定められています。
省エネ法とはエネルギーの使用の合理化に関する法律で地域ごとに基準が違います。
2)断熱性能には等級があります。
等級2、等級3、等級4があります。
最も断熱性能の高いのが等級4です。
等級4は等級3の2倍程度の性能があります。
3)断熱性能には、冬の寒さに対する性能の単位と、夏の暑さを防ぐ事の出来る性能の単位と、2つの種類があります。
冬の寒さに対する断熱性能の単位はUA値(ユーエイチ)と呼び数値が小さいほど高い性能を示します。
夏の暑さに対する性能はηA値(イーターエイチ)と呼び数値が小さいほど高い性能を持ちます。
4)断熱性能は、日本の中でも北海道と九州では暑さ寒さのレベルが違う為に、地域ごとの特色に合わせた基準が定められています。
千葉県に建設する工房アヤの住宅は左図の地域区分の5地域の数値を使います。
5)UA値の表
図1は、冬の断熱性能の基準を示しています。(地域ごとに表示)
快適で健康に暮らして頂きたい願いから工房アヤの家は高い断熱性能に致しました。
千葉県の冬の断熱性能のUA値は0.87で等級4の基準にするように定められておりますが、工房アヤのUA値は0.5に設定してあります。
北海道の基準は0.46 あと0.04の差で北海道の高いレベルに達する断熱性能を持たせました。
6)ηA値の表
図2は、夏の断熱性能の基準を示しています。
夏も涼しく快適に暮らして頂きたいので、工房アヤの家の夏の断熱性能は南九州のηA値2.7を抜いたηA値1.5とする事が出来ました。
千葉県はηA値3.0で等級4の基準を満たしているので、工房アヤの家は、夏にも快適な住まいです。
♤注文住宅スマイルハウス | ||
①スマイルハウスの性能 | ||
・地中熱利用基礎 | ・耐震性能 | ・樹脂枠ペアガラス窓 |
・断熱性能 | ・きれいな空気 | ・低炭素住宅 |
・長期優良住宅 | ・結露対策 | ・遮音性能 |
・構造材(無垢材) | ・防火性能 | ・防蟻性能 |
②スマイルハウスの仕様 | ||
・外壁 | ・屋根材 | ・屋内の壁 |
・窓 | ・床材 | ・遮熱材 |
・棟換気 | ・断熱材(熱を伝えない材料) | ・住宅設備 |
・ツーバイフォー工法 |
①スマイルハウスの性能
②スマイルハウスの仕様