☆ 地中熱基礎について
以前地中熱基礎の検証のため、千葉県の弊社建築のお宅(2×4・UA値0.52)の1階2階床に、検証用温度計を置かせていただきました。
忙しかったこともありホームページに載せることができなかったのですが、検証結果は右記のとおりです。
お客様からの冬の実感として2階より1階のほうが温かいといった意見がありました。
記録された温度から、平均温度は1階21.4℃、最高温度24.0℃最低温度16.0℃、2階平均温度20.5℃、最高温度23.0℃最低温度15.5℃、ということから、お客様の言う通り、基礎断熱のある地中熱利用基礎の1階のほうが温かいです。
暖房器具(エアコン)の使い方については、特段の指導等はしていません。
下記グラフの温度の上下から、エアコン等は間欠運転で 24時間稼働させていません。
在宅時の詳しいデータをみると、19.5℃~23.0℃が多いので、暖房器具を稼働させるとすぐに温度が上昇し、18.0℃以上の健康快適温度に達します。
よって地中熱利用基礎の有意性があるとわかります。
最低温度16.0℃を記録した日は不在、無暖房だった可能性が高いと思われます。
真冬の床直上の最低温度が無暖房でも16℃以下にならないということは、地中熱利用基礎に十分な優位性があると考えています。
☆ S邸 地中熱基礎検証用 床直上温度記録
測定名称: | S邸1階 |
---|---|
サーモクロンID番号: | 0D00000047E59021 |
対象期間: | 2018/02/16 18:00 ~ 2018/03/17 04:20 |
計測間隔: | 20分 |
計測記録数: | 2048回 |
平均温度 | 21.4℃ |
最高温度 | 24.0℃ |
最低温度 | 16.0℃ |
標準偏差 | 1.8℃ |
測定名称: | S邸2階 |
---|---|
サーモクロンID番号: | 1800000047FAA521 |
対象期間: | 2018/02/16 18:00 ~ 2018/03/17 04:20 |
計測間隔: | 20分 |
平均温度 | 20.5℃ |
最高温度 | 23.0℃ |
最低温度 | 15.5℃ |
標準偏差 | 1.5℃ |